2022年カタールW杯を目指す日本代表はホームでサウジアラビアを迎え撃った。
サウジアラビアはグループ首位でこの試合に勝つとW杯出場が決定する。
一方日本はこの試合に勝利し、次に行われるオーストラリアとの試合で引き分け以上、最終ベトナム戦を勝利するとW杯が決定する。
いわば絶対に負けられない試合であるということでだ。
前回の対戦ではアウェーで0-1で敗戦してるだけにホームで借りを返したいところ。
順当なスタメン
前回中国戦で戦ったメンバーからの変更はなかった。注目された左SBの長友、左WGの南野も揃ってスタメン出場となった。
長友のパフォーマンスが高くなく、途中出場した中山がアシストをするなどいいプレーを見せていただけに残念である。
また南野も得意とするポジションではないなか目立った活躍をすることができていなかったため変更が期待されたがそれはなかった。
FW大迫のパフォーマンスも今ひとつなだけに変更があってもよかったと感じた。
以下に両チームのスタメンを掲載する。
日本代表
GK 権田修一
DF 酒井宏樹
DF 板倉滉
DF 谷口彰悟
DF 長友佑都
MF 遠藤航
MF 田中碧
MF 守田英正
FW 伊藤純也
FW 大迫勇也
FW 南野拓実
お馴染みのメンバーで並びは1-4-3-3だ。
サウジアラビア代表
GK ムハンマド・アル=オワイス
DF スルターン・アル=ガナム
DF アブドゥレラー・アル=アムリ
DF アリ・アル・ブライヒ
DF ヤーセル・アッ=シャハラーニー
MF アリ・アルハッサン
MF アブドゥレラー・アル・マルキ
MF ファハド・アル=ムワッラド
MF モハメド・カンノ
MF サーレム・アッ=ドーサリー
FW フィラース・アル=ブライカーン
サウジアラビアは1-4-2-3-1の布陣である。
ちなみに名前に多くあるアルというのは〇〇家というような意味を持つ名詞だそうです。
いろいろ書いてあったのですがよく理解できなかったので興味ある方はお馴染みのこのリンクでご覧ください。
https://alarabiyah.sakura.ne.jp/words/ism/familyname/
日本先制!
立ち上がりはサウジアラビアがボールを持つ時間が多かった。
しかし身体を張った守備で特に決定機というのはなかった。
中盤以降は日本がボールを握る時間も増えてきてゴールに迫る回数も増えてきた。
そんな中32分伊藤が抜け出しからクロスを上げて南野へ。
南野がフェイントを入れて相手をかわしGKに当てながらもゴールに押し込んで先制に成功。
なかなか結果が出ない10番ではあったが大事な試合で結果を残した。
先発から外した方がいいと言ってすみませんでした。
しかし伊藤脚が速い!間に合わないかなと思ったけど追いついてしかもいいクロスまで上げてアシスト。
最近の好調ぶりがうかがえるプレーであった。
日本追加点!大事な大事な勝利!
後半にはメンバー変更なく臨んだ両チーム。
後半開始すぐの50分、日本に追加点が生まれる。
左サイドを駆け上がった長友が奪われたボールを奪いにいき自らの足に当たったボールが伊藤の元へ。
これを右足で振り抜きゴール左隅に突き刺さった。
見事なGolazo(スペイン語でスーパーゴール)であった。
今日の試合も1G1Aの伊藤。絶好調だ。スピードを活かした飛び出しやドリブルは最後まで相手の脅威であり続けた。
後半メンバー交代で前田や浅野が入り前線に足の速い選手が揃ったことでより縦に早く、仕掛けていく姿勢を強めた日本であった。
対してサウジアラビアも選手交代で打開を図るがボールを持てども決定的なチャンスはなかなか作り出せなかった。
その後もカウンターや連携からチャンスを作った日本だったが得点には至らず。
サウジアラビアもいいところなく試合は終了。
2-0で日本がリベンジに成功した。
これで首位サウジアラビアに勝ち点1差の2位に浮上した。
最終戦のオーストラリア戦に引き分け以上でW杯出場が決定する。
振り返り
ひとつ気になった点として守備が挙げられる。
解説の内田さんも言っていたが相手CBに対して大迫が数的不利になっていて簡単にボールを運ばれてしまうことが多かった。
そのため後ろの選手が狙えずにボールをいい形で奪えていなかった。
後半に入り伊藤や南野が相手CBにプレッシャーをかけていったことによって中盤で奪う場面や相手がミスでボールを失うことが増えていった。
後半で修正できたことは良かったがW杯で強豪相手で試合が決まってしまうこともあるので前半の間に修正することが課題になってくるだろう。
下の図に示す通りである。
- サウジアラビアはボランチの選手がCB-SB間に落ちて前進を助けSBが高い位置をとるやり方が多かった。
- 日本は大迫が展開されても1人でCBへプレスをかけていたのでかかりきらず。
- 相手SBに釣られてWGの2人も位置が低くなっていた。
- WGが釣られて開いた間のスペースに相手SMFが入りSBがオーバーラップでチャンスを作っていた。
- クロスが合っていれば失点していたかもしれないシーンだった。
- 後半は相手CBに対して伊藤や南野がプレッシャーをかけにいったことによって相手は簡単にボールを前に運べず失う回数が増えた。
- 図のようにやはり前向きに守備がいけると限定がしやすく後ろの選手たちは狙い所を絞ることができたのだと思う。
MOMは田中碧!
勝手に評価して勝手に決めてるだけなのでご承知おきを。
1G1Aの伊藤でも良かった。いやするべきなのだろうがここは敢えて田中を選出したい。
得点に絡むことはなかったがスルーパスやゴール前に入っていく動きなどチャンスに顔を出し続けた。
また技術が高く、特にボールコントロールが抜群にいいため簡単にボールを失うことがない。
だから周りが安心して動き出せるし、動き出す時間も作ることができる。
いい場所にコントロールできているから顔も上がるし動き出しにパスを出すことができる。
攻撃面でももちろん目立ったが特に守備面でも光っていた。
長友のサイドのカバーや縦パスへを入れさせないところ、身体を張った守備など広い範囲を縦横無尽に走りカバーしていた。
あの運動量で尚且つテクニックを発揮してボールを失い、今の日本代表に必要不可欠な存在であると思う。
以上の理由から影のって言っても全然影に隠れないほど活躍した田中選手をMOMに選手しました。
こんなに上手い選手でありたかった…
次戦はW杯出場をかけた大一番。
この試合に引き分け以上の結果を残さないとW杯出場が非常に厳しくなる。
今日のようにハードワークして修正していけば勝てると信じている。
残り2試合。いい結果を残してぜひW杯出場を決めてほしい。
それではこの辺で。
nos vemos!
試合ハイライトです↓
https://www.youtube.com/watch?v=UH3PZJLlv5A
次の試合はアウェーでTV放送がないのでDAZNでの視聴になります。
ぜひ皆さんDAZNで観戦して日本代表を応援しましょう!
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