AFCON2021セネガル準決勝進出!

観戦日記

アフリカ王者を決めるアフリカネーションカップの準々決勝が行われ、セネガルが赤道ギニアを下してブルキナファソとの準決勝へ駒を進めた。
今大会のサプライズ、赤道ギニアはアフリカ屈指のタレント集団に挑むも及ばず。
ベスト8で姿を消した。

豪華なスタメンのセネガル

これから両者のスターティングメンバーを紹介する。

【セネガル代表】
GK エドゥアルド・メンディ(チェルシー/イングランド)
DF ブナ・サール(バイエルン/ドイツ)
DF カリドゥ・クリバリ(ナポリ/イタリア)
DF アブドゥ・ディアロ(パリ・サンジェルマン/フランス)
DF サリウ・シス(ASナンシー/フランス)
MF ナンパリス・メンディ(レスター/イングランド)
MF イドリッサ・ゲイェ(パリ・サンジェルマン/フランス)
MF パプ・グエイェ(マルセイユ/フランス)
FW ブライユ・ディア(ビジャレアル/スペイン)
FW ファマラ・ディエディウ(アランヤスポル/トルコ)
FW サディオ・マネ(リヴァプール/イングランド)

並びは1-4-3-3の布陣である。
5大リーグのしかも有名チームでプレーするスター達が勢揃いしている。屈指のタレント集団である。
チームでも中心選手として活躍している選手ばかりですごいメンツだなと改めて思う。

【赤道ギニア】
GK ヘスス・オウォノ
DF カルロス・アカポ
DF エステバン・オロスコ・フェルナンデス・オビアング・オボノ
DF サウール・ココ
DF バシリオ・ンドング
MF イバン・サルバドール
MF パブロ・ガネ
MF ホセ・マチン
MF ハニック・ブイリャ
MF ホセテ・ミランダ
FW エミリオ・エンスエ

こちらは1-4-4-1-1のような布陣。
数名5大リーグでプレーしている選手がいるが2部や周辺国でプレーしている選手がほとんど。
有名チームでプレーしていなくても前回大会王者のアルジェリアを破るなどここまでダークホースとして勝ち上がってきた。
屈指のタレント集団に対してどのように対抗するのかみものである。

拮抗した戦い

私の勝手な戦前の予想は赤道ギニアが引いて守ってカウンターを仕掛けるものだと思っていた。
しかしボールを繋ぎながらセネガルのプレスを掻い潜り前進していた。
SB、SMF、DMFなどうまく立ち位置を変えて相手のマークをずらしていた。

  • DMFの1人がアンカーのような形になりSBが高い位置をとる。SMFも中央に入って中盤の選手との関わりを持っていた。
  • その他にもDMFがCBとSBの間に落ちるパターンもあり流動的なポジションチェンジで相手のマークを振り切っていた。

しかしボールを運んでいくがなかなかシュートまでいけず決定的なシーンはほとんど作ることができなかった。
対するセネガルはFWのディエディウにボールを集めながらそこにマネが関わって攻撃していた。

やはり先制したのはセネガル

拮抗した展開の中試合が動いた。
28分右サイドから左サイドへ展開しシスから中央のマネへパスが通る。これをスムーズなターンで前を向きディエディウにスルーパス。ディエディウが滑り込みながらもGKの逆をつき得点。
見事なプレーから生まれた得点だった。

得点シーン↓

  • この試合はマネが中央に入ってプレーすることが多くまたシスがなかなか高い位置を取ることができていなかったため幅を有効に使うことができていなかった。
  • 得点シーンではマネが中央に入りシスが高い位置でボールを受け中央のマネへパス。
  • シスがパスを出した後、縦へ突破のスプリントをしたことによって相手SBのマネへのプレスが遅れた。
  • またマネもボールに一歩寄りながら一発でしかもスペースにボールを置けたことで前を向けた。
  • ディエディウもタイミング良く飛び出しマネがスルーパス。

シスのパス&ゴー、マネのスムーズなターンからのスルーパス、ディエディウのタイミングのいい飛び出し、見事なプレーでの得点だった。
この得点でもそうだったがシセが高い位置で幅をとることで攻撃が活性化されていったなと感じた。

その後も両者持ち味を出しつつも得点には至らず前半が終了した。

赤道ギニア同点に

後半立ち上がりの49分、PA内でクリバリの手にボールが当たったとして主審がPKを示すもVARで取り消しに。
確かに身体付近に手がありハンドには見えなかった。正直最近はルールが色々変わっていてハンドの基準もいまいちよくわかっていない。
もう一度しっかりとルールブックを読んでおくとする。
赤道ギニアとしてはアンラッキーな形でチャンスを逃す。

ついに赤道ギニアが同点に追いつく。57分相手陣でファールを受けた赤道ギニアがリスタートを行い左サイドから中央へボールを送る。
ガネがペナルティーアーク付近で前向きになるとダイアゴナルのパスをブイリャに送る。
PA中央左でパスを受けたブイリャはコントロールから右足のアウトサイドで素早くシュート。
これがゴール右隅に決まって同点。
セネガルは全員がPA付近にいたがラインが低くマークも見切れていなくて失点となった。
ただゴールを決めてブイリャがコントロールからシュートまでのタイミングが早くてそばにいたクリバリも対応しきれなかった。見事なゴールだった。

勝ち越しはセネガル

一瞬の隙から得点が生まれる。
CKのこぼれ球のクリアが弱くなりクリバリがもう一度ヘディングでゴール中央へボールを送る。
そのボールを赤道ギニアの選手2人がお互いにクリアしようと被ってしまいこぼれ球をセネガルのクヤテに決められ勝ち越しを許す。
相手がいない状況で声をかけたり、余裕があったりすれば難なく処理できるボールであり、同点に追いつき攻勢に出ている状況での痛い失点となった。

セネガルに追加点が生まれる。
79分自陣でFKをクリバリが左SBのシセへロングフィード。
このボールをシセがスピードに乗った状態で胸でコントロールしドリブルでPA内へ侵入。
クロスをマイナス気味に上げるとこれを途中出場のサールがゴールへ流し込み追加点。
またしてもシセが高い位置でボールに絡み得点が生まれた。
動きながらのコントロール、スピードに乗った中でのボールコントロールは見事だった。
勝利に向け余裕が欲しかったセネガルは待望の追加点を得て勝利に一歩近づいた。
しかしクリバリめっちゃボール飛ぶ。あれだけ正確にロングフィードができるCBはとても貴重だと思う。

ついに決着

その後も赤道ギニアはボールを繋ぎながら相手ゴールに迫るがセネガルが集中した守備を見せて寄せ付けず。
決定的なシーンも作れないまま試合は終了。
3-1でセネガルが勝利し、ブルキナファソが待つ準決勝へと駒を進めた。
セネガルは終始安定したプレーを見せさすがのタレント集団と思わせるようなプレーぶりであった。
敗れた赤道ギニアはいいチームだっと思う。
しっかりとボールを繋ぎながら連動して攻撃していくスタイルはお手本になるようなサッカーだった。
サッカーは決して名前で勝敗が決まるスポーツではない。
正直試合が始まる前は赤道ギニアは勝ち上がったと言っても泥臭いサッカーを展開すると勝手に思っていた。
しかしアフリカ屈指のタレント集団の真っ向から自分達のスタイルで立ち向かい、互角の勝負をしていることに驚きと自分が浅はかだったなと感じた。
ここで彼らの戦いが終わってしまうのはもったいなく感じもっと見てみたいと思わせるサッカーをしていた。
またどこかの機会で赤道ギニアの試合をチェックできたらと思う。

MOMは誰の手に?

さてここからは勝手にMOMを選出したいと思う。
2得点に絡んだ左SBのシセを推したいところだが今回はアンカーのメンディを選出した。
選出理由はめちゃくちゃ走っていたこと。
攻撃ではボールを引き出し前線とのリンクを作り、守備では上下左右縦横無尽に走り回りパスコースを消し、ボールにアタックしていた。
彼の守備がなければもっといい場所へ楔が通されていたりDFの前のスペースを使われて危険なシーンが訪れていたと思う。
前記事の日本代表戦でも同じような選出理由だった気がする。
でもやっぱりしっかり走って泥臭く戦う選手が好みだなと感じました。
これは勝手にMOMなのでそんな理由です。

皆さんもぜひアフリカネーションズカップ面白いので観てみてください。
そして皆さんの推し選手を教えてもらえたら幸いです。

余談ですがセネガルサポーターの塊が試合開始から終わりまでずっと手拍子したり、ステップしたり、踊ったりすごく楽しそうに応援していたのが印象的でした。
めっちゃカラフルだし。
やっぱりサッカーは観客がいてくれてこそだし、楽しんでなんぼのスポーツだと思うのでこうゆう雰囲気は好きです。
そんなところもアフリカネーションズカップの魅力なのかなと思ったり。

準決勝がまたすぐ始まるので観たらまた記事書きたいと思います!
それではまた
nos vemos!

試合ハイライトはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=2-gnJnl6nbY&t=3s

試合フルマッチはこちら↓
https://www.youtube.com/watch?v=tQR2nCAvaQA&t=611s

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